12VPN レビュ 2024: 買うだけの価値がありますか？

12VPNは近くのサーバーでは速いが、遠くのサーバーでは遅い

一般的に、12VPNでは、私の所在地からの距離によって速度が異なりました。私の住んでいる場所に近いサーバーでは、安定した速度が得られました。しかし、遠方のサーバーに接続すると、速度が大幅に低下します。

スピードテスト結果

12VPNサーバーが近くにあることで、速い速度が得られたことに感動しました。12VPNサーバーに接続する前、私のインターネットの基本速度は約46Mbpsでした。驚いたことに、米国の12VPNサーバーに接続したところ、ダウンロード速度が43Mbpsと、わずか6.5％の低下で済みました。同様に、イギリスのサーバーでは約40Mbpsの速度が出ました。しかし、私の居住地から遠く離れたサーバーでは、速度が大幅に低下しました。例えば、日本の東京のサーバーでは、ダウンロード速度が6.55Mbpsとなり、85％もの速度低下が見られました。

さらに、12VPNでは、アップロード速度と遅延も大きく低下しました。例えば、私の場合、アップロード速度は6.54Mbps、pingは47msでした。残念ながら、アップロード速度は平均1.5Mbpsに低下し、pingは268msに上昇した。それに比べて、ExpressVPNを使用しているときは、アップロード速度が安定して速く、Pingも低いままです。

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サーバーネットワーク – 65以上のサーバーロケーションが利用可能

12VPNは、66カ国に非公開のサーバーを設置しています。サーバーは、オーストラリア、イギリス、フランス、ギリシャ、スロベニア、スウェーデン、ルーマニア、ポーランド、オランダ、モルドバ、ラトビア、リトアニア、イタリア、セルビア、アイルランド、ハンガリー、スペイン、デンマーク、ドイツ、ブルガリア、チェコ、スイス、ベルギー、オーストリア、アメリカ、カナダ、チリ、日本、イスラエル、台湾、トルコ、シンガポール、韓国、中国に設置されています。

12VPNはすべてのサーバを所有しているわけではないようです。VPNがサーバを所有しているかどうかを調べるためにサポートに問い合わせたところ、「機密事項なのでその情報は提供しない」と言われてしまいました。このような対応は、サーバーの規模が小さいVPNや、サードパーティのサーバーを利用しているVPNに多いです。

サーバーを所有していないVPNを利用するには、いくつかのリスクがあります。例えば、政府によってサーバーが没収され、ユーザーのデータが流出する可能性があります。さらに、データセンターによっては、サーバーにトラッカーを設置して、ユーザーのデータを記録・漏えいする可能性もあります。

セキュリティ – 複数のセキュリティオプション

12VPNは、そのサービスのために、さまざまなセキュリティプロトコルと機能を提供しています。使用しているOSに応じて、様々なプロトコルを選択できます。OpenWEB、Shadowsocks、Firefox Auto-Proxy、WireGuard、vMess/v2Ray、OpenConnect、SSTP、IKEv2、IPSec、SoftEther、PPTPなどのプロトコルでトラフィックをトンネリングできます。データの暗号化には、12VPNでは軍用グレードのAES 256ビット暗号化方式を採用しています。これにより、ユーザーのデータや通信は、ハッカーや政府の監視の目から守られます。

12VPNでは、smartDNSサービスも提供しています。この技術を使えば、トンネリングアプリケーションを使わずに、地理的に制限されたサイトやサービスにアクセスできます。欠点は、VPNが提供するセキュリティを提供できないことです。OpenVPNプロトコルを使用している場合は、DNSリーク保護とキルスイッチがあります。これらの機能により、キルスイッチがインターネットへのアクセスを遮断するため、接続が突然切断された場合でも、あなたの個人情報は保護されます。

12VPNは、NATファイアウォールによる追加のセキュリティを提供します。このファイアウォールは、プライベートネットワーク上のあらゆるデバイスのIPアドレスを隠します。このようにして、各デバイスのIPアドレスはオンラインで保護されます。

プライバシー – 不明瞭なプライバシーポリシー

12VPNは、ノーログポリシー(no-logs policy)を掲げています。プライバシーポリシーにおいて、このVPNはユーザーの情報を記録したり共有したりせず、サービスは最小限の情報で運用できるように設計されていると主張しています。しかし、収集しない情報の種類については明記していません。さらに、このVPNは、トラブルシューティングのために、オプションでアプリ内のログを12VPNと共有できるとしています。しかし、収集するログにはIPアドレスが含まれており、アプリの設定タブを確認したところ、このオプションがすでに自動的にチェックされていることに気づきました。

12VPN（オーナー：Wanwire B.F.）は、オランダで法人化されています。つまり、その本社は9 アイズの国にあるのです。これは、VPNプロバイダーに政府とのデータ共有を強制する同盟です。さらに、このVPNは独立した監査を受けていません。そのため、そのノーログポリシー(no-logs policy)を検証する方法はありません。

今回のテストでは、12VPNが私のIPアドレスをうまく隠してくれたことに満足しています。12VPNのサーバーに接続しても、DNS、webRTC、IPのリークはありませんでした。

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トレント – トレントをサポートしていません。

残念ながら、12VPNはトレントをサポートしていません。私は12VPNをトレントに使えるかどうかを調べるためにサポートに連絡しました。驚いたことに、12VPNのどのサーバでもトレントは許可されていないと知らされました。さらに、サービスがトレントに使用されていることが判明した場合、あなたのアカウントは返金なしで停止される可能性があります。

P2Pに参加したり、合法的にファイルをトレントする必要がある場合は、別のVPNを使うことをお勧めします。パブリックドメインのファイルをダウンロードする必要があるときに、私が愛用しているVPNはCyberGhostです。CyberGhostを使って安全にトレントをダウンロードできます。P2Pに特化したサーバーを持ち、どんな接続でも高速を提供してくれます。とはいえ、私のチームは違法なファイル共有をサポートしていないことを覚えておいてください。多くの国でトレントは違法ではありませんが、P2P用のVPNを使用する前に、必ず自分の国の法律を確認してください。

12VPNは中国でも使えますか？はい、使えます。

12VPNが中国でも使えることがわかったのは嬉しいです。私は中国に住んでいないので、中国でのサービスを個人的にテストすることはできませんでしたが、12VPNのサポートから、中国でもVPNが使えることを確認しました。

12VPNは、中国のグレートファイアウォール (Great Firewall of China)をバイパスするために最適化された技術を使用しています。中国への渡航の際には、WireGuard、OpenVPN、OpenConnect、Shadowscale、SoftEtherでサービスを利用できます。なお、中国では政府公認ではないVPNを利用することは違法です。しかし、観光客が中国政府から罰せられたという事例はありません。共通しているのは、中国は技術的にブロックすることでVPNに対抗しているのであって、VPNを利用する人を追いかけているわけではないということです。

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12VPNのサポートチャンネルが限られていることにはがっかりしました。私はライブチャット機能を期待していました。残念ながら、サポートにはメールでしか連絡できませんでした。レスポンスの速さには感心しましたが、もう少し選択肢が欲しかったです。

とはいえ、アプリのインストールについては、ステップバイステップで詳細なガイドが用意されているのには感心しました。また、このVPNには、サービスに関する基本的な質問に答えるFAQページがあります。しかし、FAQの内容はかなり薄く、いくつかの質問には十分に対応していません。

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