ログなしVPN:その真実とは

ブリタニー・ホールが7月 18, 2019に更新

VPNを使っている人は、あなたのネットのログが政府組織に漏洩されたら最悪ですよね。実は、ログを保存しているVPNを使っていると、このようなことが発生する可能性があるのです。

サイトを訪問したら何も悪いことをしていないのに政府組織のターゲットになってしまったというシナリオを想像してみてください。アダルトサイト、トレントサイト、その他政府が監視しているサイトなど、どんなサイトにアクセスしてもターゲットになりうるのです。

このような状況では警察はインターネットサービスプロバイダに、そのIPアドレスを利用しているのはどの利用者かと問い合わせるだけであなたのプライベートな活動を捜査し始めることができてしまいます。

しかしVPNを使っていると、そう簡単に捜査を始められません。警察はあなたのIPアドレスをすぐに入手できず、VPNサーバーのIPアドレスから捜査を始めないとならないからです。

警察はVPNサービスプロバイダに問い合わせるか、召喚命令を出して特定のIPアドレスに関するデータをすべて移譲するように要求します。ログが一切保存されていない場合、VPNプロバイダはこの時点で警察に移譲できる情報はありません。

VPNのプライバシー方針を詳しく研究した結果、ログなしの最高のVPNサービスを5つ見つけました(こちらをクリックすればおすすめのVPNにジャンプできます)。このガイドではVPNのログが何で、誰が何を保存していて、なぜ重要なのかということを詳しく解説します。

3種類のVPNログ

簡単に言うと、VPNログとはサービスの利用状況に関してVPNプロバイダが保存しているデータのことです。ユーザーのインターネット通信はVPNプロバイダのサーバーを経由して通信されますから、この時保存されうる情報は利用者の使用によるものです。

そのため、信頼できるVPNサービスを使う必要があります。VPNが保存する情報は大きく分けて以下の3種類に分けられます。

ユーザーに関する情報

これはユーザーに関する一般的な情報のことです。以下のような情報がこのカテゴリに入ります。

  • ユーザー名
  • パスワード
  • メールアドレス
  • 氏名
  • 支払い情報
  • 購入履歴
  • 残りの契約期間
  • 自宅の住所
  • 所在国

仮想通貨を使って匿名で支払わない限り、IPアドレスとユーザー名は支払い情報に関連付けられます。

接続ログ

接続ログはVPNサーバーとのすべての発信・受信接続の記録のことです。このデータは一般的にVPNサービスの最適化やトラブルシューティングに利用されています。ログは一般的に以下のような情報が含まれています。

  • 着信IPアドレス(一般的にインターネットサービスプロバイダによってあなたの端末に割り当てられます)
  • 発信IPアドレス(VPNサーバーによって端末に割り当てられます)
  • タイムスタンプ(VPN接続の開始・終了時刻)
  • 通信されたデータ量(使用セッション中に転送されたデータ量)

接続ログはプロバイダがVPNサービスを継続するのに役立ちます。例えばサポートを提供したり、スムーズに稼働したりするためにこのような情報が利用されます。

VPN 使用ログ

一般的に、VPNプロバイダはあなたのインターネットの使用に関する情報にアクセスできます。インターネットサービスプロバイダ(ISP)と同じ情報を見られるということです。

一部の国ではISPはインターネットの使用ログを保存することが義務付けられています。VPNプロバイダが同じ情報を保存した場合、以下のような情報が保存されます。

  • 訪問したサイト一覧
  • ダウンロードしたファイル(ファイル名と容量)
  • 使用したソフトウェアやプロトコル(ネットフリックス、ビットトレント、スカイプなど)

評判の良いVPNプロバイダなら、原則として使用ログを保存している会社はありません(最低でも、私たちはそのようなプロバイダはオススメしていません)。しかし多くのVPNプロバイダは接続ログを保存しており、その一部はVPNプロバイダの本部がある国の法律に順守するためにログを保存しているのです。

ログなし方針をうたっているVPNプロバイダの中には使用ログは保存していないものの、接続ログを保存している会社があります。使用ログを保存しているVPNプロバイダは絶対に避けるべきです。接続ログを収集しているVPNの多くは無料VPNです。

ログなしと書いてあるのに実際は基本的な接続ログを保存しているVPNプロバイダの一例としてTunnelBearWindscribeBetternetなどが挙げられます。

「ログなし」の本当の意味とは

簡単に言うと、「ログなし」とはVPNプロバイダは一切ログを保存していないことを意味します。通信時間、帯域幅、端末数を制限する必要がある場合、本当にログなしにするのは困難です。無料VPNはこのような制限を課していることが多いため、ログなしの無料VPNはほとんどありません。

一般的に受け入れられているログなし方針とは、ユーザーを特定するのに使用できる情報がVPNサーバーへの接続が終了した後、数分以上記録されないことです。

あなたの利用している VPN にログなし方針があるかどうか注意すべき理由

警察や政府からのユーザーの情報を開示する請求に応えるのはVPNプロバイダの評判にかなりの悪影響があります。

しかし、プロバイダが情報を公開するように強要するプロセスは高価で長期間かかりますが、不可能というわけではありません。

VPNプロバイダで働いている人はユーザーを保護するためなら逮捕されてもいい、などとは思っていないのは当たり前ですね。しかしデータが最初から保管されていなければ、警察などに開示するデータがないのです。

使用ログで収集されたデータを使うと、あなたについてかなりのことが分かります。変なサイトにアクセスしたことがない、隠すことは何もないと思っていても、マーケティングのためなどにサードパーティーにあなたのデータが転売されてしまう可能性はあります。無料VPNサービスを利用していると、あなたの情報を提供する形で支払っている、とも言えるのです。

VPNを使うときにプライバシーを保護する

過去数年間でVPNの利用者は徐々に増加してきています。最新の調査によると、インターネットの利用者の約25%が過去1か月のうちにVPNを使ったことがあると答えているそうです。その理由の一つは世界中でプライバシーについての心配が高まっているからでしょう。現在地を知られたくない人もいれば、ネットフリックスなどのストリーミングサービスの地域的な制限を乗り越える方法が欲しいと思っている人もいます。他にも追加でプライバシー保護をする方法が欲しいという利用者もいます。

VPNを使う理由が何であれ、有料サービスを最大限に利用するためにはVPNセキュリティーの基本についてしっかり理解しておく必要があります。

VPNというコンセプトは複雑に思えるかもしれませんし、専門用語もよく分からないという気持ちも分かります。ですが、本当に重要で知っておきたい専門用語はほんの一握りです。一番知っておきたいのは「ログなし方針」です。

ほとんどのVPNプロバイダはユーザーのすべての接続ログや通信ログなどの機密情報がどのように削除されているのか明確に説明できるべきです。

しかし、VPNならプライバシーの面で完璧と思っている人は少なくありません。使ってみてから実はログ方針は厳しくなく、プライバシーを保護していないということが発覚するのです。

では、本当にしっかりした真のログなし方針と透明性のあるVPNを選ぶためにはどうすればいいのでしょうか。

5つの最高のログなしVPN

1. NordVPN

  • データを監視、記録、共有しない
  • キルスイッチで故意のIP漏洩を防止
  • 透明性のあるプライバシー方針
  • たくさんのストリーミング、セキュリティー、P2P機能あり

NordVPN はログについて本当に透明性のある方針を固めています。プライバシー重視のインターネットユーザーには嬉しい話でしょう。プライバシー方針にはNordVPN.comによって作成されたプライバシーソリューションを使っている間にあなたが行う活動は監視、記録、ログ、保管されていませんし、サードパーティーに引き渡されることはありません」と書かれています。

このプロバイダはパナマに本部があるので、このプロバイダはデータ保管・報告に関する法律がないのです。NordVPNはアカウントや支払い情報など一部のユーザー情報を収集していますが、プライバシーには問題ありません。

ユーザーは仮想通貨を使って匿名で支払いをすることもできます。オプションで特設IP、ダブルVPNなどの機能を利用してさらにセキュリティー対策することもできます。

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2. ExpressVPN

  • ログを保管していない
  • 複数のプレミアムセキュリティー機能
  • ビットコイン決済に対応
  • 非常に高速

ExpressVPN英国領バージン諸島に本部があり、データ保管・報告に関する法律がありません。そのため、このVPNプロバイダはユーザープライバシーを最優先していることが分かります。

ExpressVPNのプライバシー方針はとても詳しく書かれていて、「システムには機密ログは保管されていません」と明記されています。

2017年にトルコ政府は捜査の一環でユーザー情報を公開するようにExpressVPNに働きかけました。しかしExpressVPNIPアドレス、インターネットの使用履歴、通信データ、DNSクエリなど一切ログを保管していないため、公開する情報がなかったのです。このようにしてユーザーのプライバシーが守られたというわけです。

また、ExpressVPNは現在利用可能なVPNのうち、通信速度が最速のプロバイダです。また、DNS漏洩保護、キルスイッチ、スプリットトンネリングなどのセキュリティー機能を提供しています。

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3. CyberGhost

  • トラフィックや接続ログは一切なし
  • 詳しいプライバシー方針
  • P2Pに対応しているが通信速度がとても高速というわけではない
  • きれいなインターフェイス

CyberGhostルーマニアに本部があり、プライバシー保護に厳しい国として知られています。そのため、このVPNプロバイダは厳しいログなし方針を固めることができているのです。

非常に強力な暗号化を利用していて、VPNサーバーには5台同時に接続することができます。CyberGhostは実用的でプライバシーを守った利用セッションを提供しているのです。

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4. IPVanish

  • 真のログなしプライバシー方針
  • キルスイッチあり
  • P2Pに対応
  • 256ビットAES暗号化

2016年6月にIPVanishはアメリカ政府に重大な事件に関して情報を公開するように命令されました。アメリカに本部のあるこの会社は政府の命令に従ったようです。その後、IPVanishはStackPathに買収され、新しい代表取締役はRedditなどの複数のプラットフォームで、「ユーザーの情報を誰が要求しても死ぬまでプライバシーを守る」と公言しています。

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5. Private VPN

  • DNS漏洩保護
  • ログなし方針
  • 6台同時接続可能
  • 素晴らしいモバイルアプリ

Private VPNスイスに拠点があり52か国に80のサーバーを構えています。このVPNサービスプロバイダはアプリごとにキルスイッチを設定できるほか、ファイアウォールベースのシステムキルスイッチもあります。また、しっかりしたDNS漏洩保護もあります。

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まとめ

あなたのプライバシーをしっかり守るためには真のログなし方針のあるVPNサービスを利用しましょう。VPNプロバイダを検討しているなら、ログなし方針は必要不可欠なポイントです。

ブリタニー・ホール
ブリタニーは経験豊富なウェブセキュリティーエキスパートで、技術に関することにとても興味があります。彼女はオンラインセキュリティーとサイバーセキュリティーは基本的な人権だと考えています。