任天堂、Switch/X統合を6月で終了

任天堂は、6月10日にNintendo SwitchでのXの統合サービスを終了することを発表しました。6月10日以降、Nintendo Switchを通じてXで友達リクエストを送信したり、スクリーンショットを共有したりできなくなります。

Mashableによると、この任天堂の決定は、イーロン・マスク氏が価格モデルを追加してAPIサービスを変更したことに関連しているといいます。統合ソフトウェアサービスは、新しい階層システムが導入された昨年2月9日までは無料で、「エンタープライズアクセスは月額42,000ドルから」利用できました。

この任天堂の発表後、MicrosoftとSonyもそれぞれXboxとPlayStationのXとの統合サービスを終了しましたが、いずれも任天堂の発表がきっかけとなったと明確に述べていません。

任天堂は、カスタマーカスサポートページの中で、X統合サポートの終了に伴う影響を共有し、Nintendo Switch、Nintendo Switch Lite、Nintendo SwitchのOLED モデル、Nintendo Switch Familyのあらゆるモデルに適用されることを明確にしています。

Nintendo Switchのホームメニューの動画や写真をXで共有できなくなりますが、Facebookには投稿できます。しかし、任天堂は将来Facebookでもこのサービスを利用できなくなる可能性があると警告しています。

ソーシャルメディアネットワークXにリンクされた友達提案メニューから友達リクエストを送信するオプションはなくなりますが、引き続きWii U、ニンテンドー3DS、スマートデバイスから提案を受け取れます。任天堂は、「大乱闘スマッシュブラザーズ Ultimate」、「スプラトゥーン 3」、「スプラトゥーン 2」などのX APIに関連するその他の特定の機能と調整についても公表しています。

任天堂の決定に対するXの反応

Xは、この任天堂の決定を受けて、XGaming アカウントからプラットフォーム上で、ゲームコミュニティへのコミットメントについてコメントしてユーザーに安心させ、当面の解決策について提案しています。そして投稿の中で、「ユーザーは、Switchのゲームプレイメディアをスマートフォンに直接ダウンロードし、当社のプラットフォーム上でネイティブに共有できるべきである」と述べています。

Xによると、これは製品決定であり、Xと任天堂は並行して事業を行っているといいます。XGamingは、「引き続き任天堂と強力なパートナーシップを継続し、あらゆるユーザーがスムーズに移行できるよう協力していく」と加えています。しかし、ユーザーは納得せず、Xの投稿に対して「これは、XがAPIを変更したことに対する直接的な反応である」と コンテキストを追加しています。

任天堂の決定が、特にXにどのような影響を与えるかはまだわかりません。Xは最近、 新規ユーザーに対して少額の投稿料金を請求するなど、大きな料金変更を複数行っていて、これについては、近い将来さらなる議論が生じる可能性があります。