Tinderの新機能でマッチした人の詳細を身近な人と共有可能

Tinderでは、新機能が導入され、デートの計画を家族や友人と直接、時間制限付きリンクで共有できるようになりました。

4月22日に発表されたTinderの「デートを共有」機能は、「楽しく安全な」デート体験を提供するというTinderのコミットメントに沿ったものです。

この機能により、デートの場所、時間、マッチした人の名前や写真など、今後のデートの詳細を含むリンクを共有できます。デートの30日前からリンクを送信でき、デートまでいつでも情報を更新できます。

Tinderユーザー以外の受信者も含め、誰でもリンクを表示できます。Tinderユーザーはマッチした人の完全なプロフィールを表示できますが、やり取りすることはできません。Tinderユーザー以外はマッチした人の写真、名前、年齢を含む制限されたプロフィールビューを表示できます。

「リンクに時間制限があるのは、受信者が他人のデートの詳細をソーシャルメディアで共有するのを防ぐためです」とTinderのスポークスマンはTechCrunchに述べています。

Tinderによると、この機能は内部ユーザー調査の結果、30歳未満のシングルの51％が友人とデートの詳細を共有しており、18％が母親と情報を共有していることが示されたために開発されたといいます。

「デートを共有」機能は、今後数か月で米国、英国、カナダをはじめ、12か国以上で展開される予定です。

この新機能は、詐欺から嫌がらせや暴力行為など、出会い系アプリに関連した潜在的なリスクに対する懸念が高まっている時期に導入されました。この機能は、よりワクワクしながら家族や友人とデート体験を共有することを目的としていますが、より安心感を得るうえでも役立ちます。

2023年のPew Research Centerの調査によると、アメリカ人の約49％が出会い系アプリの安全性について懸念を持っています。回答者の大多数（60％）、特に女性（64％）は、プロフィールの作成前に身元の確認を義務付けることを支持しています。

2019年以降、Tinderは写真認証の導入など、キャットフィッシングを防止するための新しい安全機能（2020年）、続いてビデオ認証 （ビデオセルフィー）2023年を試験的に導入しています。

その他、2024年2月には青色認証チェックマーク機能を導入しました。青色認証チェックマークを得るには、運転免許証やパスポートの写真とともにビデオセルフィーをアップロードする必要があります。Tinderは、こうした新しい安全機能の導入により、ユーザーがより安心してマッチする可能性のある人とやり取りできることを目指しています。