ExpressVPNレビュー 2024年：高速で安全だけど、最高？

ExpressVPN は速いですか？(はい、本当に速いです!)

ExpressVPN は、私がテストした VPN の中で最も高速で、接続していることさえ忘れてしまうほどです。インターネット閲覧、テレビ番組や映画のストリーミング、オンラインゲーム、90GB以上の大容量ファイルのトレントにExpressVPNを1年近く使っていますが、その速度に不満はありません。

ここ数年、ネットワークのアップグレードにより、ExpressVPNの速度はさらに向上しています。現在、ExpressVPNのネットワークの80%以上が10Gbpsサーバーを使用しており、より高速で信頼性の高い接続を提供しています。イギリスやアメリカなど主要なロケーション以上のサーバーがすでにアップグレードされています。

スピードテスト結果

同僚に協力してもらい、世界中のさまざまな場所でスピードテストを行いましたが、ExpressVPNのサーバーは世界中で一貫して高速であることに感銘を受けました。

一般的に、実際の所在地から遠いサーバーほど速度が遅くなる傾向があります。意外なことに、ExpressVPNのサーバー速度は、フランス近郊でも、約17,000km離れたオーストラリアでも大きな違いはありませんでした。

また、ExpressVPN の Lightway と OpenVPN プロトコルをテストし、速度面での比較を確認しました。Lightwayはその名の通り軽量に設計されており、プロトコルは約2,000行のコードで構成されています（OpenVPNは70,000行）。これは特に、サーバーへの接続やサーバー間の切り替えの速さで実感できました。また、バッテリーの消耗が少ないので、モバイル向けのトップ・オプションでもあります。

興味深いことに、私はOpenVPNの方がLightwayよりも（誤差の範囲で）わずかに速いことがわかりました。しかし、私の同僚の何人かは、Lightwayの方がかなり速く、ローカル接続に影響するさまざまな変数が、どのプロトコルが最適であるかに影響することを示しています。一般的に、ExpressVPN に最適なオプションを選択させるには、「自動」プロトコルを使用するのが最善です。

各プロトコルの結果を、私の基準速度520Mbpsと比較してご覧ください。結果はそれぞれ異なりますが、各プロトコルの能力の目安にはなります。

競合他社と比較して、ExpressVPNは私のベースラインインターネットスピードに最も影響を与えませんでした（つまり、速度が低下することはありません）。これをテストするために、私はWindowsパソコンでExpressVPNを起動し、私の場所から最も遠いメルボルンのサーバーに接続しました。私のダウンロード速度はわずか25%遅くなっただけで、距離を考えるとまったく大したことはありません。

最速のサーバー接続のためには、やはり物理的な場所に近いサーバーを使用することをお勧めします。しかし、旅行中や遠くのサーバーに接続する必要がある場合、ExpressVPNは世界中で素晴らしい接続速度を提供していることが証明されているので、大幅な速度低下を経験することはありません。

ExpressVPN の速度はゲームに十分ですか？（はい）

ゲームには高速な通信速度が不可欠であり、低遅延は最も重要な要素です。遅延（しばしばpingと呼ばれます）は、データパケットがあなたのコンピュータとゲームサーバー間を移動する時間の尺度です。遅延が大きいと、ゲームプレイ中に顕著な遅延が発生し、ゲーム内の反応やタイミングに悪影響を及ぼします。

私はいくつかのタイトルでExpressVPNをテストすることにしました（Call of Duty: Warzone とCounter-Strike：Global Offensive (CS:GO) を含む。）対戦型のオンラインゲームであるこれらのゲームでは、遅延が勝敗を分ける可能性があるため、高速で低遅延の接続が必要です。

嬉しいことに、ExpressVPNは私の期待を上回るものでした。ドイツ近郊のサーバーに接続したところ、Pingレートは普段の40msに対しておよそ55msと、ゲームには理想的な数値でした。個人的な感覚ですが、オンラインゲームでは90ms以下であれば全く問題ありませんが、特にペースの速いタイトルでは65ms以下に抑えるのが好ましいです。

全体的に、仲間のほとんどが突然ドイツ語を話すようになったことを除けば、VPNを使っていることにほとんど気づきませんでした。トルコで休暇を過ごしているときにも使用しましたが、Warzoneをプレイしているときの平均pingは79msと十分すぎるほどでした。サーバーからの距離によって結果は異なります。

大規模なグローバルサーバーネットワーク（ 105 か国）

ExpressVPNは 3000 以上のサーバーが 105 か国にあり、これはどのVPNにとっても多い数です。総サーバー数は最多ではありませんが、世界の広い範囲をカバーする幅広い選択肢です。つまり、あなたがアメリカ、フランス、スリランカ、ニュージーランドに住んでいようと、常に近くのサーバーを見つけることができるということです。

ヨーロッパと北米の国々で最高のサーバーカバー範囲が利用可能ですが、中東、アフリカ、南米、アジア太平洋地域でも確かな選択肢があります。

難読化サーバー – 盗聴者から隠れるのに最適

ExpressVPN のすべてのサーバーはデフォルトで難読化されており、VPN の使用に制限のある国を旅行する場合に優れた選択肢となります。サーバーの難読化は、あなたがVPNを使用しているという事実を隠し、ディープパケットインスペクション（VPNトラフィックを検出する技術）を回避することを容易にします。

トルコからテストを行ったところ、ExpressVPNのウェブサイトがブロックされているにもかかわらず、接続に問題が生じたことはありませんでした。また、検閲の多い国にいる間にダウンロードしたい場合に備えて、頻繁に更新されるミラーサイトも提供しています。最新のリンク（support@expressvpn.zendesk.com）を入手するには、同社のサポートチームにメールしてください。

ExpressVPNは、インフラが不安定な地域やインターネット法が厳しい地域以上のサーバーを提供します。例えば、オンライン規制が厳しいことで知られるベネズエラのサーバーを選択した場合、ExpressVPNはベネズエラのIPを割り当てますが、ブラジルの近くのサーバーに接続します。これにより、同時に安全で安定した接続が保証されます。

TrustedServerテクノロジー – すべてのデータをサーバーから自動的に消去します

ExpressVPN 3000 以上のサーバーは、ハードドライブとは対照的にRAMディスクを介して動作します。RAMディスクは継続的にデータを保存するために電力を必要とするため、サーバーの電源がオン/オフされるたびに、すべての情報が即座に消去されます。つまり、TrustedServerテクノロジーは、再起動するたびに、個人データや閲覧履歴の痕跡をすべて消去します。

この機能はトッププレミアムVPNの間では一般的になりつつありますが、他のいくつかのプロバイダーはまだハードディスクを介してサーバーを運営しています。問題は、ハードディスクは手動で消去または上書きされるまですべてのデータを保持することです。これには機密データも含まれるため、漏えいやハッキングがあった場合、潜在的なプライバシー問題が発生します。

TrustedServerテクノロジーに対する自信を示すために、ExpressVPNはセキュリティ上重要なバグを発見した人に10万米ドルの報奨金を用意しています。この莫大な報奨金は、ExpressVPNがサーバーセキュリティの漏えいや欠陥を発見することを想定していないことを示しています。

スマートロケーション – 良いアイデアながら実際の効果はいまひとつ

理論的には、スマートロケーション機能は、最適な接続のために近くのサーバーを推奨します。しかし、私がポーランドにいるときにイタリアのサーバーを選んだり、イギリスにいるときにニューヨークのサーバーを選んだりと、時折奇妙な選択をすることがあります。高速で低遅延のサーバーを目指しますが、私は一般的に手動で選択する方がはるかに正確だと感じました。

現在の実装はかなり当たり外れがありますが、急いでいるときに貴重な数秒を節約できるので、この機能はぜひ開発してほしいです。私はこの機能を他のVPNプロバイダーで頻繁に使用しているため、ExpressVPNの競合他社に対する数少ない弱点の1つとなっています（ありがたいことに、ほんの些細なものです）。

ExpressVPN はトレントやP2Pに適していますか？はい！

ExpressVPNは他のVPNのようにP2P機能を大々的に宣伝していないので、トレントには対応していないのではないかと思っていましたが、それは間違いでした。広範なテストを行った結果、ExpressVPNはトレントに最適なVPNの1つであることが分かり、感動しました。

すべてのサーバーはP2Pアクティビティ用に最適化されており、uTorrent、qBittorrent、Vuzeなどの人気クライアントをサポートしています。これにより、すべてのサーバーがスピードとセキュリティのために準備されていることが保証されます。

ExpressVPNはトレントに最適なプライバシー保護機能を備えています。軍用グレードの暗号化でトラフィックを隠し、IPアドレスのローテーションでトラッカーから常に一歩先を行き、ネットワークロック (ExpressVPNのキルスイッチ)で万が一のサーバー接続エラーに備えてインターネット接続を終了します。

さらに、英領ヴァージン諸島に管轄権があるため、より安心です。データ保持の義務から自由であることは、ExpressVPNがあなたのオンライン活動を保存または共有することを法律で要求されないことを意味します。著作権で保護された素材をダウンロードすることは常に違法であるため、責任を持ってください。

もちろん、高速通信がなければ、これらすべてに意味はありません。幸いなことに、上で見たようにExpressVPNは光速です。これは私のP2Pテストでも同様で、10GBのファイルをわずか3分半でダウンロードすることができました。

ExpressVPNは中国で使えますか？（はい）

中国の検閲法により、中国でのインターネットアクセスは悪名高く困難で、すでに多くのVPNが中国では機能しません。ありがたいことに、ExpressVPNは中国の強力なファイアウォールを回避することができ、それが可能な数少ないVPNの1つとなっています。Facebook、Google、Wikipedia、YouTube、Netflix、他にも沢山あります。

ExpressVPNは中国にサーバーがないため、現地の規制やデータロギングの要件から解放されています。もしあなたが中国に旅行するのであれば、ExpressVPNのウェブサイトが中国でブロックされているため、ExpressVPNを事前にダウンロードすることをお勧めします。または、メール (support@expressvpn.zendesk.com) でExpressVPNに連絡し、最新のミラーリンクを入手することもできます。

一度接続すると、あなたのインターネットトラフィックは暗号化され、すべての検閲、政府、およびISPから隠されます。さらなるセキュリティ対策として、ネットワークロックのキルスイッチは、VPN接続が不安定になったり機能しなくなった場合に、すべてのインターネットトラフィックをブロックします。これにより、個人データが誤ってオンラインに流出し、あなたの身元が明らかになることを防ぎます。

これを検証するため、私の調査チームはExpressVPNのニューヨークサーバーに接続した状態で中国からのDNSリークテストを実施しました。その結果、DNSリークは確認されなかったので、オンライントラフィックは十分に安全だと信じていいでしょう。

私が見つけた1つの小さな問題は、すべてのグローバルサーバーが中国で動作するわけではないということです。とはいえ、ExpressVPNの日本とアメリカ以上のサーバーが中国のファイアウォールを回避することに成功しています。

セキュリティ機能

最先端の暗号化規格 – 破られることのないセキュリティ・レイヤーを提供

ExpressVPN は、4096 ビットの RSA 鍵と SHA-512 HMAC 認証を組み合わせた AES 256 ビット暗号化を使用しています。これは何を意味するのでしょうか？これは最高水準の暗号化であり、現在のところ解読は事実上不可能と考えられています。

SHA-512 HMAC認証は、データ転送（P2Pファイル共有やトレントのような）に追加のセキュリティレイヤーを追加します。送信ファイルの送信者と受信者の両方が共有秘密鍵を使用し、秘密鍵の変更は接続が傍受されたことを意味するので、侵入者がいた場合にはすぐに気づくことができます。

さらに、ExpressVPNはLightwayプロトコルでポスト量子保護を含むようになりました。Lightwayに接続すると、今日の最高レベルの暗号化を損なう可能性のある量子テクノロジーから保護するために設計されたセキュリティの強化が可能になります。

すべてのデバイスで利用可能な複数のセキュリティプロトコル

ExpressVPNは、OpenVPN（UDPおよびTCP）、IKEv2のような標準的なオプションに加えて、独自のLightwayプロトコルを提供しています。ExpressVPNはすべてのプロトコルをすべてのデバイスで利用できるようにしているわけではありませんが、各オペレーティングシステムには以下のような多くのオプションがあります：

• Windows – Lightway（UDPおよびTCP）、OpenVPN（UDPおよびTCP）、IKEv2（ExpressVPNバージョン10のみ）。
• Mac – Lightway（UDPおよびTCP）、OpenVPN（UDPおよびTCP）、IKEv2。
• Android – Lightway（UDPおよびTCP）、OpenVPN（UDPおよびTCP）、IKEv2。
• iOS – Lightway（UDPおよびTCP）とIKEv2。
• Linux – Lightway（UDPおよびTCP）、OpenVPN（UDPおよびTCP）、IKEv2
• ルーター – Lightway、OpenVPN、IKEv2。

LightwayやOpenVPNのような最新の安全なプロトコルにこだわることを強くお勧めします。LightwayはExpressVPNの顧客のために特別に開発されたプロプライエタリなプロトコルで、一般的にグローバル接続のための最速オプションです。

設定「アイコン」をクリックし、「プロトコル」に移動することで簡単にプロトコルを選択することができます。デフォルトの「自動」オプションを有効にすると、ExpressVPNはあなたのネットワーク設定に基づいて最適なVPNプロトコルを選択します。ほとんどの人はこのままにしておくのがベストですが、ネットワークに問題がある場合はすぐに切り替えることができます。

ExpressVPNでサポートされていないプロトコルはSSTP、PPTP、L2TP/IPSecです。これらの時代遅れのプロトコルは、多くのユーザーが直面する変化し続ける脅威に対応できません。オプションとして選択することさえ、誤ってそれらを選択した場合、あなたのシステムを脅威にさらす可能性があります。

自動キルスイッチ – 接続切断時のインターネットトラフィックの保護に成功

ネットワークロックは、VPN接続が切断された場合、データやトラフィック情報の漏えいを防ぎます。接続に問題が発生した場合、問題が解決して再接続するまで、このキルスイッチがインターネット接続を一時的に遮断します。

この機能は、Windows、Mac、Android、Linux、ルーターアプリで利用できます。Macbook、Windowsパソコン、スマートフォン（Androidバージョン13で動作）でテストしたところ、手動でVPN接続を中断するたびにインターネットが正常にブロックされました。VPNは自動的に有効化されるので、オンにする必要はありません。

また、Network Lockがインターネットへの接続を切断した場合、LANデバイス（プリンタやファイルサーバーなど）へのアクセスを許可または拒否するオプションもあります。これにより、例えば印刷時の混乱を避けるために、LAN上に留まるオプションがあります。また、Network Lockは、すべてのネットワーク上でデバイスへのアクセスを完全に遮断することができるので、セキュリティ上も安心です。

スプリットトンネリング機能(スプリットトンネリング機能) – Windows、Mac、Android、ルーターアプリ対応(他のVPNより沢山)

これはExpressVPNが明らかに勝っている点です。多くのVPNはスプリットトンネリング機能(split tunneling)を提供しておらず、この機能を持つVPNでさえ、1つか2つのアプリ(通常はAndroid)でしか提供していません。しかし、ExpressVPNはAndroid、Windows、ルーターのすべてのネイティブアプリでスプリットトンネリング機能(split tunneling)を提供しています。

スプリットトンネリング機能(split tunneling)では、VPNをバイパスする特定のアプリを選択することができます。例えば、海外のストリーミングプラットフォームで番組を視聴したいが、現地のオンラインバンキングも利用したいとします。スプリットトンネリング機能(split tunneling)を有効にすると、NetflixはExpressVPNに接続したまま、通常のインターネットブラウザはVPNをバイパスするように設定できます。

残念ながら、スプリットトンネリング機能(split tunneling)はmacOS 11 (Big Sur)以上またはiOSでは利用できません。これはAppleデバイスの残念な現実であり、スプリットトンネリング機能を全く許可していないか、特定の（そしてあまり普及していない）暗号化プロトコルを持つmacOSでのみ許可しているため、VPNプロバイダーにとって実装が難しくなっています。

リークテスト結果 – リークなし

VPNがオンライントラフィックを暗号化するとはいえ、DNS、WebRTC、IPv4リークによってプライベートデータが漏洩する可能性はあります。ExpressVPNは独自のリークテストを提供していますが、私はipleak.netで独自のテストを実行したいと思いました。

私は自分のMacでイギリス、アメリカ、日本以上のサーバーがあるExpressVPNをテストしました。うれしいことに、 ExpressVPNはセッション全体を通してリークがゼロでした。私の新しいIPv4アドレスだけが表示され、IPv6はブロックされたので、私の個人データが漏れるリスクはゼロでした。

すべてのサーバーで暗号化DNSを実現

ExpressVPNの暗号化DNS機能は、DNSクエリを第三者に公開する代わりに暗号化することで、オンラインでのプライバシーとセキュリティを保護します。つまり、ISP、政府、その他の潜在的な盗聴者は、あなたが訪問しているウェブサイトを見ることができません。また、広告やトラッカーもブロックし、プライバシーをさらに向上させます。

この機能はオンにする必要はありません。デフォルトで常にオンになっており、最初の接続からすべてのトラフィックが保護されます。

高度な保護 – 広告、トラッカー、悪意のあるサイトをブロックし、ペアレンタルコントロールを提供します

ExpressVPNの高度な保護機能は、Webサイトやアプリによるトラッキングをブロックし、悪意のあるWebサイト、広告、アダルトサイトを完全にブロックすることで、プライバシー保護をさらに強化します。機能はオプションメニューの脅威マネージャー、広告ブロック、ペアレンタルコントロールから利用できます。

Threat Managerは、特定のGoogle検索や特定のアプリを使用した後のウェブサイト上のターゲット広告を停止するために特に効果的です。ExpressVPNのAdvanced Protectionを使用している間は、標的型広告は表示されませんでした。

これらの機能は、Windows、Mac、Android、iOS、Linuxで使用できるように、プラットフォーム間で同じであることに私は感銘を受けました。ただ、VPNに接続している間だけ有効で、一度切断するとAdvanced Protectionの機能は使えなくなることを覚えておいてください。

セキュリティ強化のためのトーアとの互換性

ExpressVPNはトーアとの相性が抜群です：

• 優れた速度 – トーアでのブラウジングはインターネット速度を低下させますが、ExpressVPNの高速通信は接続にそれ程悪影響を与えないことを意味します。
• 256ビット暗号化 – トーアネットワーク内の全てのノードからのトラフィックを隠します。
• キルスイッチ – VPN接続が中断された場合の偶発的なリークを防止し、あなたの本当のIPアドレスがトーアの出入りノードに公開されることはありません。
• ノーログポリシー(no-logs policy) – あなたの個人情報とトーアのアクティビティがログに記録されないようにします。
• RAMベースのサーバー – ExpressVPNのサーバーからデータを確実に消去します。

より高いセキュリティとプライバシーのために、私は常に最初にExpressVPNに接続し、次にトーアに接続することをお勧めします。この方法は「トーアオーバーVPN」または「オニオンオーバーVPN」と呼ばれ、トーアでさえあなたの本当のIPアドレスを見ることを防ぎます。

ExpressVPN Keys パスワード マネージャー

オンラインセキュリティが損なわれる主な原因の1つは、オンラインアカウントに脆弱なパスワードを使用することです。ExpressVPNのKeysサービスは、超強力なパスワード（および関連ログイン）を作成・保存できるパスワードマネージャーを提供することで、これを解決することを目指しています。また、ログインに費やす時間を削減するために、関連するサイトやアプリを自動入力します。

ゼロナレッジアーキテクチャを採用しているため、主要パスワード（またはモバイルデバイスの生体認証）のみが保存されたアイテムを取り出すことができます。これは、ExpressVPNでさえそれらを見ることができないことを意味します（そして、あなたがパスワードを忘れた場合は運のつきです！）。

他のパスワードマネージャーとは異なり、ExpressVPNではパスワードを無制限に保存することができます。また、パスポート番号、医療情報、クレジットカード/デビットカードなどのデータを「セキュアノート」として保存することも可能で、こちらも無制限です。Keysはまた、脆弱なパスワードを特定し、パスワードがデータ漏洩で流出したかどうかをチェックするのに役立ちます。

また、ExpressVPNのサイバーセキュリティの背景を考えると、強力な製品を提供する能力に自信を持っています。実際、KeysはサイバーセキュリティのリーディングカンパニーであるCure53の監査を受けており、パスワードは安全に（そして個人的に）保管されているので安心です。

小さな欠点：専用IPアドレスがない

ExpressVPNは、ユーザーに最高レベルのプライバシーを保証するため、専用IPアドレスを提供していません。すべてのIPアドレスは定期的にローテーションされるため、接続時に以前に使用したことのあるIPやまったく新しいIPがランダムに割り当てられる可能性があります。

ExpressVPNには専用IPアドレスがないのは残念ですが、CAPTCHAやアカウント認証プロセスを回避するのに最適な方法であり、VPNをブロックしているサイトへの接続が機能していることがよくあります。興味のある方は、CAPTCH CyberGhostは、少額の月額料金で専用IPアドレスを提供しています。

プライバシー機能

厳格なノーログポリシー(no-logs policy) – テストに合格済み

多くのVPNサービスが「ログは一切残しません」と謳っていますが、必ずしもそうとは限りません。ノーログポリシー(no-logs policy)を掲げる人気のVPNプロバイダーは、ユーザーのIPアドレス、接続タイムスタンプ、デバイスを追跡します。そのため、ExpressVPNのノーログポリシー(no-logs policy)が検証され、証明されていることは非常に重要です。

2017年、トルコ当局はExpressVPNにユーザーログを求めました。ノーログポリシー(no-logs policy)により、ExpressVPNには引き渡すべきデータはありませんでした。それにもかかわらず、当局はデータ検索を試みるためにローカルサーバーを押収しましたが、最終的には失敗に終わりました。これは、ExpressVPNがいかに忠実であるか、そしてユーザーデータがいかに安全であるかを、現実の世界で証明することになりました。

ExpressVPNは、診断目的でデータを技術チームと共有するオプションを提供しています。このデータには、スピードテストレポート、接続障害、アプリのクラッシュなどが含まれます。すべてのデータは匿名であり、個人またはデバイスを追跡することはできません。より安全な予防措置として、オプトアウトをお勧めします。

拠点：英領ヴァージン諸島

ExpressVPNは英領バージン諸島(BVI)のExpress VPN International Limitedによって所有されています。ExpressVPNがBVIにあることは重要です：

• データ保持に関する法律がない – オーストラリアやヨーロッパの多くの国とは異なり、ExpressVPNはユーザーのインターネット活動に関するデータを保持する法的義務がありません。
• 大規模な監視プログラムがない – 米国や英国などの国で見られる大規模な監視とは対照的に、居住者やExpressVPNのような企業を保護するためのBVIの厳格なプライバシー法のおかげです。
• 独立した自治管轄権 – ExpressVPNはBVI法にのみ準拠し、他国の管轄下にはないため。
• 5・9・14アイズ同盟の外 – BVIは、米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、デンマーク、フランス、オランダ、ノルウェー、ドイツ、ベルギー、イタリア、スウェーデン、スペイン間の情報共有ネットワーク「アイズ」の一部ではありません。

第三者監査 – 合格

驚くことに、多くのVPNは第三者企業による監査を受けていませんが、これはおかしいことだと思います。VPNプロバイダーの主張を評価する際に、評判や盲目的な信頼だけに頼るべきではありません。

そのため、ExpressVPNがプライバシーとセキュリティの約束を裏付けるために、数多くの独立した監査を実施していることに感銘を受けました。2019年から、ExpressVPNはそのプライバシーポリシーを検証するために、PwCを始めとする様々な企業を雇いました。それ以来、ExpressVPNは以下と連携しています：

• PwC (PricewaterhouseCoopers) – 2019年の初回監査でExpressVPNのプライバシーポリシーとTrustedServer技術が検証されました。
• Cure53 – ブラウザの拡張機能、Lightwayプロトコル、TrustedServer技術にセキュリティ上の欠陥がないか監査します。
• KPMG – ExpressVPN のノーログポリシー(no-logs policy)と TrustedServer の実装をテストするため。
• ioXt Alliance – ExpressVPNのAndroidアプリを検証・認証。
• F-secure – ExpressVPN の Windows アプリの脆弱性を調査しました。

実際、ExpressVPNは2022年だけで12の独立機関による監査を受けました。これらの監査は、プライバシーポリシー、TrustedServerテクノロジー、Keysパスワードマネージャー、Aircoveルーター、Lightwayプロトコル、他にも沢山に及びました。これは、ExpressVPNが隠すものを何も持たず、透明性にコミットしていることを示しています。

これらの監査結果のほとんどはオンラインで公開されています。ExpressVPNはブラウザ拡張機能をオープンソース化し、人々が自らコードを確認できるようにしました。

私はサービスにお金を払うときはいつも、質の高いカスタマーサポートを期待しており、ExpressVPNは確実にそれを提供します。

サポートを受ける方法は3つあります：

• Webサイトを見る – トラブルシューティングガイド、文書やビデオによるチュートリアル、16ヶ国語によるセットアップ手順が提供されています。
• メール – 緊急でない問題や、ウェブサイトがブロックされている国にいる場合に便利な代替手段です。
• 24/7 ライブチャット – カスタマーサポートの担当者が迅速かつ包括的にお答えします。

電話のオプションはありませんが、利用可能なオプションから必要なすべての助けを得ることができたので、これは私にとって問題ではありませんでした。

年中無休のライブチャット – ExpressVPNへの問い合わせに最適な、迅速かつフレンドリーなヘルプを提供します。

ノートパソコンとChromecastの接続に問題があったとき、ExpressVPNのウェブサイトのライブチャットオプションをテストしました。

ライブチャットは、とても迅速かつ簡単なので、ExpressVPN に連絡する際のお気に入りの方法です。さらに数回ライブチャットを試したところ、返答まで3分以上待たされることはありませんでした。

カスタマーサポートの担当者につながるのに数秒しかかからず、その後、何が起こっているのか、なぜ起こっているのかについて詳しい説明がありました。私は解決策（ExpressVPNアプリをルーターにインストールし、Chromecastを含むすべてのデバイスが自動的に接続されるようにすること）を提案され、問題は無事解決されました。

メールサポート – 返信までわずか30分

私は24時間以上にわたってカスタマーサポートに何度もメールを送りました。Netflixに最適なサーバーはどれか、広告ブロッカーはあるか（残念ながらありません）、Lightwayプロトコルの使い方を尋ねました。ExpressVPNが現在の顧客でなくても私を助けてくれるかどうかを確認したかったので、登録されていないメールアドレスからもメールを送りました。

迅速な対応にとても感銘を受けました。毎回30分以内にメールの返信があり、すべての返信がフレンドリーで親切でした。私が既存の顧客であろうと、VPNについて問い合わせただけであろうと、受けたサービスのレベルに違いはありませんでした。

テスト済み：ウェブサイトのトラブルシューティングガイドとFAQ

ExpressVPN のヘルプセンターは、機能、一般的な技術的問題、およびデバイスのインストール手順に関する多くの詳細なガイドがあり、よく整理されていると感じました。特に、より技術的なトピックについて提供されている便利なビデオチュートリアルが気に入りました！全くの初心者でも、ExpressVPN のガイドに従って複雑な設定を簡単に行うことができます。

IPVanishのような多くの主要なVPNがテキストや画像ベースのチュートリアルしか提供していないことを考えると、ExpressVPNが標準的なFAQの回答やガイドに加えて、完全なナレーション付きのビデオチュートリアルを提供していることに非常に感銘を受けました。これらのビデオは、最も基礎的な問題をカバーしており、技術的な知識を持っていなくても説明通りに作業することができます。