GoogleのProject Fi VPNは信用できる?
2015年以来、Project Fiは大手モバイル会社と提携してしっかり作動するモバイルサービスを提供することを目標にしてきました。今のところ安定したサービスを提供しています。しかしT-MobileやSprintなどの会社の協力を得ているため、Googleは独自のプライバシー方針を打ち出せていない側面もあります。これにより、ユーザーの匿名性が懸念視されています。
プライバシーに関する問題を克服すべく、Googleは最近VPNオプションを追加し、端末を通過するすべてのトラフィックを暗号化できるようにしています。結果的に、データが暗号化されるためT-MobileやSprintなどのプロバイダはあなたのデータを記録したり活動をトラッキングできなくなるのは素晴らしいことです。しかしGoogleがこのようなモニタリングをできないかどうかと言うと、疑わしいところです。
では、GoogleのProject Fi VPNは信頼できるのでしょうか?この記事では色々な面からProject Fi VPNを見ていき、オススメのVPNをいくつかご提案します。
Project Fiは効果的なVPNなのでしょうか?
この質問にしっかり答えるためにはVPNが必要な理由を理解する必要があります。
VPNを利用するのはハッカー、政府、インターネットサービスプロバイダから身を守るためだけでなく、知らない間に大規模会社にデータを入手されないようにするためだという人もいます。VPNなしだと企業はあなたのデータをサードパーティに収集、利用、転売したり、企業の利益のために利用したりしているのです。Googleほど大規模は企業はあまりありませんよね。
ネットフリックスなどの地理的に制限されている番組を観るためにVPNを利用するという人はかなり落胆することと思います(ネットフリックスに最適なVPNの一覧はこちらをご覧ください)。
しかしインターネットサービスプロバイダにネットでの活動を見られたくない、ネットを匿名で利用したいというだけならProject Fiは役に立つサービスです。もちろん、Googleはあなたの活動を見たいと思っていますし、ネットの利用状況に基づいて関連の広告を表示してきます。
地理的な制限やブロックを通過することについて
Project Fi VPNは中国のファイアウォール(金盾)を通過できることが知られていますが、他の国の地理制限に対応できるかどうかに関する情報は限られています。
その理由は一般的なVPNとは違い、現在地を他の国に変更できないためです。
通信速度
市場に出回っている多くのVPNは通信速度や端末のパフォーマンスを妥協することなく安全な通信を可能にすることを主な目標としてサービスを提供しています。残念ながらGoogleはProject Fi VPNを利用することで「若干の遅延が発生する可能性がある」と発表しています。ただしユーザーの通信速度にできるだけ近い通信速度を提供するように努力するとも言っています。さらに、全てのデータがGoogleにルーティングされるため、使用するモバイルデータ量が約10%増加すると推測しています。
Googleによるあなたのデータの利用
Project FiはGoogleの運営するVPNサービスですから、インターネット通信はすべてGoogleを経由することになります。つまりGoogleはあなたの活動をすべて見られるようになるということです。Googleはユーザーを特定する情報と関連付けられていないと宣言していますが、Googleがあなたの情報を利用しないという証拠はどこにもありません。
商品やサービスを改善、整備するため、悪用から利用者を保護するため、トラブルシューティング、データの認証、ネットワークの管理などの目的で使われる可能性があります。
Project Fi VPNが有効でなくてもGoogleは色々な方法であなたのプライベートな情報を収集、記録、利用することができます。これに関してはGoogleとProject Fiのプライバシー方針に記載されています。しかしVPNを有効にするとすべての活動でネットの匿名性を約束するとしています。
Google Project Fi VPNを利用するかどうかというのはどれくらいGoogleを信頼しているか、安全で匿名のサービスを提供してくれると信じているかどうかにかかっています。
たくさんの人がGoogleのサービスを利用しなくなっています。あなたもできるだけGoogleは利用したくないという場合はGoogleアプリの代わりに利用できる人気サービスの記事をご覧ください。
以下のVPNはProject Fiより断然おすすめです
私たちはGoogleのProject Fi VPNよりも断然良いVPNサービスがたくさんあると考えています。プライバシー保護、セキュリティー対策、パフォーマンス、アクセス制限の乗り越えなどすべての面でProject Fiより優れているVPNトップ2をまとめてみました。
さらに、以下で紹介するVPNはすべて主要な端末やプラットフォーム(アンドロイド、iOS、ウィンドウズ、Macなど)に対応しています。これらのVPNは料金がかかるものの、サービスの内容が安定していて信頼できるので料金を支払う価値があると思います。
1ExpressVPN
- 高速通信でパフォーマンス抜群
- AES 256ビット暗号化
- ログや帯域幅調整なし
- ほとんどすべての端末やプラットフォームで利用可能
ExpressVPN はこの一覧で紹介しているVPNの中で最も通信速度とパフォーマンスの面で優れているVPNです。接続するとVPNを利用していることを忘れるほどです。このVPNプロバイダは帯域幅調整されることなく動画やコンテンツをストリーミングしたいという人に最適です。遅延や中断なく快適に楽しむことができます。
セキュリティー面ではExpressVPNはほぼ破ることができないAES 256ビット暗号化およびログなし方針があるのでVPNサーバーを通過するデータは一切保存されません。
ExpressVPNを利用する際、3台の端末を同時に保護することができます。Windows、MacOS、Andorid、iOSなどほとんどすべての端末で利用できるのでスマホだけでなくノートパソコンやタブレット端末も保護することができます。
編集者の注: WizCaseのコアバリューの一つである透明性のために、私たちがExpressVPNと同じ所有グループに属していることを知っておくべきです。ただし、これは私たちのレビュー手順には影響しません。私たちは厳格なテスト方法を遵守しています。
2CyberGhost VPN
- AES 256ビット暗号化
- 7台同時接続が可能
- 使いやすいインターフェイス
- 45日返金保証
CyberGhost VPNの接続可能台数はこの記事でご紹介したVPNの中でも最高です。7台同時に接続できるため1つのアカウントで家庭の端末をほとんどすべて保護できます。7台同時に接続しても通信速度やパフォーマンスには影響ありません。CyberGhostは何台接続しても高速通信を確保することに力を入れているからです。
最高レベルの256ビット暗号化の他にもログなし方針があるので、利用者の情報やインターネットサーフィンに関するデータは一切保存されません。さらに、簡単にナビゲーションできるシンプルなインターフェイスはVPNに詳しくなくても安全に通信したいという人に最適です。
この記事で紹介したほかのプロバイダとは違い、CyberGhostは無料トライアルを提供しているので1か月プランは長期プランに加入する前にパフォーマンスや使い心地を確認することができます。
編集者の注: WizCaseのコアバリューの一つである透明性のために、私たちがCyberGhost VPNと同じ所有グループに属していることを知っておくべきです。ただし、これは私たちのレビュー手順には影響しません。私たちは厳格なテスト方法を遵守しています。
ネットを安全に匿名で利用しましょう
この記事で紹介したVPNは色々な面でGoogleのProject Fi VPNより優れていると私たちは考えています。どのVPNを利用するとしても、安全、セキュアで、匿名でインターネットを利用できるようになります。
まとめーこれらは、2024におけるGoogleのProjectFIの最良の代替手段です。
【編集者より】当社は読者の皆さまとの関係を大切にしており、信頼していただけるよう透明性と誠実さを常に心がけています。当社は、当サイトでレビューしている業界最先端の一部の製品(Intego、CyberGhost、ExpressVPN、Private Internet Access)と同じ企業グループに属しています。しかし、厳しい検証方法に従っていますので、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。
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