自作VPNを利用するリスクとメリット

ダニエル・ナイト
ダニエル・ナイトが11月 10, 2021に更新

ネットでのセキュリティー対策とプライバシー保護のためにはVPNを使うことがオススメです。

こんにち、データや個人情報を保護するのはこれまでにないほど重要になってきています。ハッカーやサイバー犯罪者の数は10倍にも膨れ上がっており、すべての端末でセキュリティー対策をすることがとても重要です。ネットで身を守る最も簡単で安全な方法の一つはVPNを利用することです。

自分でVPNを作成することを検討している方はアップロード帯域幅を知っておくことが重要になります。アップロード帯域幅を調べるにはGoogleで「test upload bandwidth」と検索して、表示されたサイトの指示に従えば結果が表示されます。ここで表示される情報はとても重要で、どのようなVPNが最適か判断するのに役立ちます。

Homemade VPN route
帯域幅が低い場合は有料のVPNサービスを利用する必要があります。ただし多くの場合、ISPはダウンロード帯域幅よりアップロード帯域幅の方が低いサービスを提供しています。十分にアップロード帯域幅があるという場合は独自にVPNサーバーをセットアップすることができます。

独自のDIY VPNサーバーをセットアップするメリット

独自のVPN接続を利用すると、安全でプライバシーを守ったプライベートトンネルを作成することができ、特に公共Wi-Fiサービスを利用する場合に役立ちます。また、外国に旅行する予定の場合、ネットフリックスなどの地理制限のあるサイトにアクセスできるようになります。

さらに、VPNサーバーを通じて自宅のネットワークにアクセスすることを許可できるようになります。これにより、友達や家族の情報を保護し、インターネットの利用データを守れるようになるのです。ゲーマーの方は、インターネット通信を通じてLANベースのパソコンゲームを楽しめるようにもなります。

独自のVPNサーバーを使うと、世界中どこからでもホームネットワークにアクセスできるようになるのです。

独自のDIY VPNサーバーをセットアップするデメリット

技術に精通している人でないとできませんし、インターネットサービスプロバイダがアップロード速度を遅くしている場合も難しいでしょう。この2つに当てはまる場合、独自のVPNサーバーをセットアップするのは難しいため、意味がないと思います

もう一つ検討したいのは、有料のVPNサービスほど地理制限を通過できない可能性があるということです。その理由は、自宅のVPNサーバーはあなたの住んでいる国から接続されるからです。

また、メンテナンスについても検討しましょう。有料VPNサーバーを利用するとVPNプロバイダがサーバーのメンテナンスを行うので自分でする必要がありません。

ホームVPNを作成する3つの方法

1 VPNルーターを購入する

一からホームVPNを作成するのではなく、VPN機能のあるルーターを購入して古いルーターの代わりに利用するのは一つの手段です。このようなルーターを見つけるのはそれほど難しくありません。新しいルーターのほとんどにVPNサーバー機能があるからです。

また、ルーターのウェブインターフェイスからVPNを設定するのもとても簡単です。

2 DD-WRTやその他のサードパーティファームウェアに対応しているルーターを利用する

古いルーターにはホームVPNサーバーをセットアップするのに全く役立たないファームウェアのものがあります。古いルーターを使い続けたい場合、カスタムファームウェアをインストールする必要があります。最も人気のあるファームウェアはDD-WRTまたはOpenWrtです。

お持ちのルーターがこのようなファームウェアに対応しているなら、ファームウェアを送信して機能を追加しましょう。

しかし古いルーターが対応していない場合は、新しいルーターに買い替えることをおすすめします。

3 専用のVPNサーバーを作成する

VPNサーバーのソフトウェアをホスティングするために自宅で機械を作成することもできます。この場合に重要なのは、端末の電源を絶対に切らないことです。

Online VPN
AppleもWindowsもこの目的のための設定が搭載されていますが、利用はお勧めしません。AppleやWindowsの機械をお勧めしない理由は、十分なオンラインセキュリティー機能がないからです。また、適切にセットアップするのにかなり労力がかかる可能性があります。使っても意味がなかった、ということになりかねません。

私たちがオススメするのはOpenVPNです。広く利用されていますし、強力なサードパーティのVPNサーバーだからです。また、MacOS、Windows、iOS、Android、Linuxに対応しています。ルーターから正しいポートを転送すれば簡単にセットアップが完了するので楽なのです。

その他のオプション

あなたのためにVPNサーバーをホスティングしてもらうためにVPNプロバイダを利用すると時間とお金の節約になります。一般的なVPNプロバイダを利用するよりお得なのは、ホストとしての機能のためだけにお金を払うからです。

この方法ならクリックするだけでVPNをインストールできるので簡単です。また、アプリから管理できるのも便利です。

この方法を使わなかった場合、コマンドラインからインストールする羽目になるかもしれません。そうなるとかなり面倒で時間がかかるので避けた方がいいでしょう。

ホームVPNサーバーを保護

VPNに簡単にアクセスできるようにアドレスを設定する場合、ルーターにダイナミックDNSが設定されているようにする必要があります

VPN server secure
また、不正なアクセスを防ぐため、セキュリティー対策を最高にする必要もあります。強力なパスワードを設定するだけでは不十分です。十分なキーファイルでOpenVPNのサーバーを設定することで接続を保護でき、認証処理を守れるようになります。

他にも、VPNノード間の安全な接続のためにはVPN集信装置を利用するのも一つの方法です。これによりユーザーの認証、チャンネルの設定、データの暗号化と解読、IPアドレスの割り当て、データ送信の保護が行われます。

無料のプロキシサービスは利用してはいません。ネットワークの裏口が保護されないのでセキュリティーが脆弱だからです。パスワードの盗難、クレジットカード情報のハッキング、DDoS攻撃への参加、ネットの利用状況のトラッキングなどに巻き込まれる恐れがあります。

あなたのインターネットセキュリティー

ネットでプライバシーを守るためには有料VPNサービスを利用するのが第一です。お金を払いたくないと思うかもしれませんが、ネットで情報を保護するのに最適な方法なのです。

VPNプロバイダで第一にオススメしたいのは ExpressVPNです。たくさんのサーバーから好きなものを選んで利用できますし、簡単にストリーミングできるように通信が高速なのが魅力的です。

ExpressVPN
ExpressVPNは便利で親切なカスタマーサポートに24時間週7日問い合わせられるほか、データを一切記録しませんし、高度な暗号化プロトコルもあります。

初めてVPNを利用するという場合でもExpressVPNは使いやすいのが良いでしょう。使い方は初心者でも分かりやすく、あらゆる端末に対応しています。また、30日返金保証もあるので、安心して試してみることができます。

まとめ

ホームネットワークにVPNをセットアップするのはネットのセキュリティー対策やプライバシー保護に最適な方法です。VPNを使うと世界中どこからでもインターネットに接続できるようになりますし、色々な制限を通過できるようにもなります。

ただし、自分でホームVPNを作成する方がいいのか、有料サービスに加入した方が得なのかメリットとデメリットを検討する必要があります。以上でご説明したポイントを検討してあなたに適した方法をご利用ください。ネットで個人情報やデータを保護するにはVPNがおすすめの方法の一つだからです。

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